【開催案内】日中シンポジウム「仮想空間における知的財産の保護」(情報ネットワーク法学会ビジネス法務研究会)(8月22日)
仮想空間における知的財産法の適用については、近年議論の蓄積が進んでいるものの、なお未解決の課題も少なくない。とりわけ、仮想オブジェクトや行為主体のアイデンティティをめぐる権利や責任の帰属に関しては、国境を越えてサービスを提供するプラットフォーム事業者との関係を含め、具体的な論点の所在はなお模索の途上にある。
本シンポジウムでは、中国と日本の研究者を招き、仮想空間における知的財産保護の現状を整理し、比較法的な検討を行う。
日時:2024年8月22日(木)13時〜18時
場所:慶應義塾大学三田キャンパス北館ホール
主催:情報ネットワーク法学会ビジネス法務研究会
共催:豊橋技術科学大学
後援:金城学院大学研究推進・地域連携センター、山口大学大学研究推進機構知的財産センター
登壇者:
(中国法の観点から)
謝 晴川(武漢大学副教授)「 一つの商標、二つの世界? ー仮想空間における商標権保護の問題」
鄧 恒(北方工業大学副教授)「 仮想空間における意匠権保護の問題」
沈 偉偉(中国政法大学副教授)「 仮想空間におけるディープフェイクの起源と規制ー音声権、 肖像権、知的財産権の私法と公法の交錯の視点から」
(日本法の観点から)
蔡 万里(豊橋技術科学大学准教授)「 デジタルプラットフォーム運営事業者の法的責任について」
末宗 達行(金城学院大学准教授)「 仮想空間におけるパブリシティ保護」
関 真也(弁護士)「 仮想空間におけるデザインとブランドの保護~日本の著作権法・ 意匠法・不正競争防止法・商標法の現状と課題~」
司会:斉藤邦史(慶應義塾大学准教授)
この研究会は、JSTムーンショット型研究開発事業(JPMJMS2215)および村田学術振興・教育財団(M23助人015)の支援を受けています。
【予告】
ビジネス法務研究会では、以下の日程で連続企画「人間中心の知的財産法」(仮)の開催(オンライン配信併用)を予定しています。
今後、各回の参加案内もPeatixに順次掲載します。
(第1回)2024/9/12(木)14時
報告者:平澤卓人(福岡大学)・橋本伸(小樽商科大学)
(第2回)2024/10/18(金)13時
報告者:山本真祐子(群馬大学)・橘雄介(福岡工業大学)・鈴木康平(人間文化研究機構)
(第3回)2024/12/6(金)15時
報告者:鈴木敬史(富山大学)・斉藤邦史(慶應義塾大学)
(第4回)2024/1/11(土):13時
報告者:吉田悦子(大阪工業大学)・末宗達行(金城学院大学)・髙野慧太(中京大学)
お申込みはこちらから
https://peatix.com/event/4037540/view?k=0ba777fb3abd17f73b17ff28f2cbc41ff8ae3f0a